高校生・受験生でも英文解釈は中学英文法で勉強するべき理由とは?

こんにちは、Daichiです。
今回は、
「高校生・受験生であっても、英文解釈は中学英文法で勉強するべき理由!」
というテーマでお話したいと思います。
英文解釈という言葉自体は、おそらく大学受験で初めて聞くと思います。
僕自身も、浪人生になって初めて英文解釈というものを知りました。
今となっては、
「英文解釈、ありがてぇ~」
ってなってます。
だから、大学受験のために英文解釈があるといっても過言ではないと僕は思っています。
ただ、大学受験レベルの英語になってから英文解釈を学ぶのはいろいろと大変なんですよね。
さて、まず大学受験対策として英文解釈を学ぼうとするのは、案外しんどいというお話からです。
もくじ
大学受験対策として英文解釈を学ぶことの問題点
大学受験対策として、英文解釈を学ぶことには、問題があると僕は思っています。
シンプルに学べば、そこまで難しくないのに、なんかへんに難易度を上げているんですよね~。
僕が思う問題点は次の3つです。
- 高校英文法が絡んでくる
- 学校で教えてもらえない
- 英文解釈の立ち位置がよく分からない
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
問題点1.高校英文法が絡んでくる
大学受験対策として勉強するため、英文解釈を高校英文法で学んでしまっています。
つまり、英文解釈を学ぶ教材に高校英文法の内容が入っているから、
高校英文法 + 英文解釈のルール
の2つを同時に勉強しないといけないということです。
英文解釈を勉強しようとしている人の中には、英文法完璧です!
という人はいることはいるのですが、多くの人は英文法ができていない状態で学ぼうとしていることが多いです。
人間誰でもそうですが、2つの分野を同時に学ぼうとすることはとても難しいです。
その分野が難しいとなお、学ぶことは難しくなります。
高校英文法は難しいですし、高校レベルの英文が使われた英文解釈も難しいです。
だから、この2つを同時に会得しようとするのは、頭のよい人ができるくらいでしょう。
まぁ、できるようになるとしても、それなりに時間はかかってしまうと思います。
これを解決してくれるのは、「中学英文法」です。
詳しくは後ほど説明します。
問題点2.学校で教えてもらえない
和訳させる授業はあったが・・・
英文解釈はほとんどの学校では教えてもらえません。
僕は学校で英文解釈をやったという人に出会ったことがありません。
それくらい、大学受験と密接な関係にない学校教育の現場では、英文解釈というのは使われていないのだと思います。
もちろん、和訳をさせるという授業はありました。
それでも、英文解釈という視点では教えてもらえず、ただただ単語や文法の知識をテキトーに使って訳すというものでした。
だから、なんでこの訳になるのか分からず、訳を覚えようとしてしまうということもありました。
これは最悪のパターンですね。
学校以外で勉強することになる
じゃあ、学校で学べない場合はどうするかというと、受験と密接な関係がある塾や予備校または参考書を使って学ぶわけですね。
「英文解釈」という言葉を知った人に限りますが。
僕は浪人して予備校に通うまで、「英文解釈って何?必要なの?」状態でした(笑)
みんな英文解釈を塾や予備校・参考書で勉強することになるのですが、やはりここでも大学受験を前提とした内容になってしまいます。
そりゃそうですよね、英文解釈を学ぼうとする人なんて、大学を受験しようとしている人ぐらいですから。
つまり、塾や予備校の先生も英文解釈を大学受験レベルでお話してしまいますし、その使う教材も高校英語のレベルです。
参考書も同じで、大学受験をする人向けになるので、どうしても高校英文法を使った説明になってしまいます。
まとめると、受験という観点があるので、塾や予備校の先生が話す内容も、参考書の内容も高校レベルの英語が基本になっているということです。
ということで、これを解決してくれるのは、「中学英文法」です。
詳しくは後ほど説明します。
英文解釈の立ち位置がよく分からない
英文解釈の立ち位置って何か微妙じゃないですか?
位置づけ的には、絶対学ばないといけないということではないけれども、塾や予備校で教えていたりするし、参考書や問題集も存在する。
英文解釈の存在が知られているか、知られていないかと言われれば、たぶんそこまで知られていない。
結局、よくわからない。
だから、僕が見ているかんじでは、受験生はなんとなく英文解釈に手を出しているように、僕は思ってしまいます。
最近は、ネットで「英文解釈」という言葉を聞くようになったためか、そのような中途半端に英文解釈に手を出し、本質的なところを理解しないまま、ただただやってしまっている人が多い・・・
やったほうがいい!と聞くからやるみたいな。
教えてもらっているから、やっておこう!みたいな。
なんとも、中途半端です。
英文解釈の重要度というのは、知られるようになってきたかもしれませんが、はっきりとした英文解釈のポジションは確立されていないように思います。
その結果、英文解釈(構造分析)の本質をマスターしないまま、受験生を終える人がたくさんいる。
ということで、これを解決してくれるのが、「中学英文法」です。
中学英文法ってすげー
さてここまで、中学英文法が英文解釈のあらゆる問題を解決してくれる
ということをお話してきました。
しつこいほどに(笑)
中学英文法は英文解釈を学ぶのにぴったり
で、先に結論を言ってしまうと
中学英文法は功旺英文法に比べて簡単だから、
英文解釈の本質は中学英文法のほうが高校英文法よりもつかみやすいということです。
要するに、
ラクに英文解釈の本質をつかむために、中学英文法で英文解釈をマスターしてしまおう!
という話です。
実は、英文解釈の本質が見えていると分かるのですが、
高校英文法は中学英文法に少し毛が生えたようなもの
なんですよ!
この事実を僕は、もっと多くの人に伝えたい!
実際のところ、中学英文法を英文解釈の視点で理解していると、高校英文法に少し応用すれば高校英文法を比較的ラクちんにマスターできます。
英文解釈は包丁と同じ
英文解釈というのは、料理に使う包丁のようなものだと僕は思っています。
例えば、料理初心者が包丁を使えるようにしよう!ってときに、いきなり魚をおろすでしょうか?
どんな処理をしてから、どう言う手順で切ったらいいのかも考えないといけないですし、切るにしても初心者だと切りにくいですよね。
そうだったら、最初は切りやすい野菜とかの食材から包丁を使う練習をすると思います。
切るのが難しい食材を選んだからといって、必ずしも包丁の扱いがうまくなるとは限りません。
むしろ、「うまく、切れない・・・」ってなって挫折してしまいます。
だったら、切りやすい食材を選んで、輪切りやいちょう切り、千切り、みじん切りとか、いろんな切り方を練習します。
わざわざ最初から切りにくい、食材を僕は使いません。
「輪切り」とか「半月切り」とか切り方を学ぶのであれば、切りやすいものを選びます。
英文解釈も同じで、わざわざ難しい英文(切りにくい食材)を使って、英文の構造分析(切り方)をしようとしません。
簡単な英文(切りやすい食材)を使って、構造分析(切り方)を確実にマスターしたほうがいいですよね。
また、どれだけ切りにくい食材であっても、切りやすい食材であっても、「いちょう切り」は「いちょう切り」です。
「いちょう」の形のように切ったものは、切りにくい食材でも「いちょう切り」ですし、切りやすい食材でも「いちょう切り」です。
どうせ同じ「いちょう切り」です。
英文解釈も、どんなに難しい英文でも簡単な英文でも、どうせ同じ
「文型」と「かたまり」
に注目することになります。
難しい英文でも、簡単な英文であっても、構造分析に必要なものは
「文型」と「かたまり」
で、コアの部分は同じです。
だから、僕は中学英文法で英文解釈を学ぶことをオススメしています。
マスターするべきは優先順位が高い「構造分析のルール」です。
「中学英文法」で「構造分析のルール」を学ぶことができたのであれば、それを使って「高校英文法」を学んでも遅くないです。
というか、そっちのほうが効率的だと思います。
まとめ
高校英文法で英文解釈を学ぶことは難しいので、中学英文法で英文解釈を学ぶといいと思います。
高校英文法で解釈を学んだとしても、本質に着目すると特別すごいものが得られるわけではありません。
中学英文法でも高校英文法でも、本質的に同じものを学ぶことができます。
学べる英文解釈の本質は、どうせ「文型」と「かたまり」です。
だから、簡単な英文である中学英文法の内容で、英文解釈の基本をしっかりと学んでいきましょう!
では、他の記事を読んで、勉強してみてください。
ではでは。