【中学生でも分かる】To不定詞の名詞的用法の使い方を解説してみた!

どうも、Daichiです。
今回は、to不定詞の名詞的用法について説明します。
中学生の英文法でも重要なところですが、これを英文解釈の視点で説明していきますね。
名詞的用法は名詞をつくる
名詞的用法という名前から分かるように、to不定詞の名詞的用法は名詞のかたまりをつくります。
僕は名詞のかたまりを[ ]で表しています。
[ ]の中には主語(S)と動詞(V)が含まれていないので、「名詞句」を作ります。
名詞ということは文の要素として、
- 主語(S)
- 補語(C)
- 目的語(O)
になるということです。
では、主語(S)、補語(C)、目的語(O)の3つについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
主語(S)
英語を勉強することはおもしろいです。
[To study English]という部分が主語になっていますね。
補語(C)
私の夢は外国に行くことです。
[to go abroad]という部分が補語になっていますね。
O(目的語)
目的語は2つの解釈の仕方があります。
- 構造的解釈
- 意味的解釈
の2つです。
構造的解釈
私はピアノを弾きたいです。
[to play the piano]で名詞のかたまりをつくっていて、このかたまりがwantの目的語になるという考え方です。
意味的解釈
構造的解釈では、上のような[ ]で動詞の目的語を作るという考え方で合っています。
しかし、文の意味を理解しようとすると意味的解釈の方が理解しやすいです。
意味的に考えると、「want」という動詞よりも「play」の方が主役なんですよね。
確かに「~ほしい(したい)」ということは言いたいけれども、何をしたいかというほうが大事ですよね。
だから、「want」よりも「play」に着目する必要があります。
それじゃあ、着目するにはどうすればいいかといえば、こうします。
何をしたかというと、「want to」で1つの助動詞のような扱いにするといいのです。
簡単にいうと、「~したい」という意味を表す助動詞として扱えばいいということです。
僕はこれを「to 不定詞の助動詞的扱い」と呼んでいます。
このような助動詞的扱いのものには、次のようなものがあります。
- like to
- start to
- try to
これらの不定詞は助動詞的扱いになるので、動詞(V)の記号はつけられません。
不定詞toの次にある動詞に「V」の記号が付けられます。
まとめ
to不定詞の名詞的用法は
- 名詞のかたまりを作る
- 名詞句をつくる
- S(主語)C(補語)O(目的語)になる
- 目的語になるときは、助動詞的扱いにすると理解しやすい
to不定詞は、『形容詞のかたまり』と『副詞のかたまり』も作ります。
コチラの記事も読んでおくと勉強になりますよ。