SVOCを振るときの注意点!文の要素と品詞の対応から説明してみた

こんにちは、Daichiです。
今回は文の要素と品詞を対応させて、SVOCを振る際の注意点についてお話します。
英文解釈でSVOCを振ることは基本中の基本なので、ぜひきちんと理解してもらいたいと思います。
文の要素と品詞を対応させるときのポイント
文の要素(S・V・O・C)と品詞は必ず1対1の対応をするわけではありません。
パターンとしては、
- 品詞が2つ以上セットになって1つの文の要素になる場合
- 文の要素が修飾語だから記号は書かない場合
- ある品詞に対応する文の要素がない場合
- 品詞がセットになっても文の要素を作らない場合
の4つがあります。
よく分からないと思うので、例を出しながら説明していきますね。
4つ例を出します。
例文その1
これは
「品詞が2つ以上セットになって1つの文の要素になる場合」
ですね。
Sと代名詞、Vと動詞を見ると、文の要素と品詞が対応しています。
でも、a penの部分を見てみると
「冠詞+名詞」で「O(目的語)」となっています。
このように、
品詞が2つ以上セットになって1つの文の要素になる場合があります。
この文の場合は、
「冠詞+名詞」で「O(目的語)」となっていますが、
「冠詞+名詞」で「S(主語)」、「C(補語)」となるときもあります。
冠詞が名詞に吸収されたと考えてもいいよ!
Daichi
名詞は主語、目的語、補語になるから、冠詞が名詞に吸収されたと考えると、ラクですね!
Sachico
所有格+名詞というパターンも上と同じです。
my+penでS(主語)やO(目的語)、C(補語)を作ります。
例文その2
これは
「ある品詞に対応する文の要素がない場合」
です。
He is very cool.のうち、
「He」と「is」と「cool」に関しては、それぞれ
「S(主語)と代名詞」、「V(動詞)と動詞」、「C(補語)と形容詞」
というように対応しています。
ただ、「very」に関しては文の品詞に対応する文の要素を書いていません。
なぜかというと、veryの品詞は副詞でM(修飾語)という文の要素だからです。
たしか、副詞や形容詞は一般的には「M」の記号を使うんでしたよね?
Sachico
そう!でも僕はMという記号は使ってないよ!面倒だから~
これはDaichiの自分ルール!
Daichi
形容詞が名詞を修飾する場合や、副詞が名詞以外を修飾する場合など、M(修飾語)を使っても大丈夫です。
僕は使っていないだけです。
例文その3
これは、
「ある品詞に対応する文の要素がない場合」
です。
I can speak English.のうち、
「I」と「speak」と「English」に関しては、それぞれ
「S(主語)と代名詞」、「V(動詞)と動詞」、「O(目的語)と名詞」
というように対応しています。
ですが、canだけ文の要素が与えられていませんね。
canは助動詞だから、助動詞に対応する文の要素がありません。
なので、助動詞のcanの下には、S・V・O・Cのいずれの記号も振っていないということです。
例文その4
She plays soccer in the park.のうち、
「She」と「plays」と「soccer」に関しては、それぞれ
「S(主語)と代名詞」、「V(動詞)と動詞」、「O(目的語)と名詞」
というように対応しています。
しかし、残りの「in the park」に関しては、文の要素がありません。
前置詞+冠詞+名詞で実は副詞のかたまりをつくっています。
つまり、文の骨ではなく、骨の部分のかざりをつくっているということです。
文の骨格となる部分にはS・V・O・Cを必ず振ることができます。
S・V・O・Cが振れないところは、飾りだと思ってもらって大丈夫です。
詳しくはこちらから
文の骨(骨格)となるところには、文の要素が入るということは、実はとても大切なことだよ!
Daichi
まとめ
文の要素(S・V・O・C)の記号をすべての単語につけられるわけではない。
品詞と文の要素(の記号)が対応していないパターンとしては、
- 品詞が2つ以上セットになって1つの文の要素になる場合
- 文の要素が修飾語だから記号は書かない場合
- ある品詞に対応する文の要素がない場合
- 品詞がセットになっても文の要素を作らない場合
の4つがある。