【中学生でも分かる】第5文型(応用編)を高校文法なしの英文解釈で徹底解説!

どうも、Daichiです!
今回は、第5文型(応用編)について英文解釈を使って解説していきたいと思います。
第5文型の基本編については別記事で説明しています。
応用編を読む前に、基本編で大事なところを理解していると、応用編もすぐに理解できると思うので、基本編は読んでおくことをオススメします。
応用編といっても中学英文で説明しますので、最後まで読んでみてくださいね!
第5文型とは?
第5文型の基本編と同じですが、復習になるので説明しておきますね。
第5文型は記号では、SVOCと表すことができます。
Sが主語、Vが動詞、Oが目的語、Cが補語です。
Oは名詞、Cは名詞または形容詞です。
覚えておかないといけないことは、
V(動詞)の後にO(目的語)があるから、第5文型では他動詞の動詞を使わないといけないということです。
第5文型のコアとは?
第5文型を理解する上で一番重要なことは、
O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になることです。
このコアの部分をゴールとして、第5文型(応用編)の解釈を説明していきます。
ちなみにですが、主語・述語の関係というのは、英語というよりかは日本語の文法での理解です。
次のようなことが分かっていればオッケーです。
主語 :「何が(だれが)」を表す部分。
述語 :「どうする・どんなだ・何だ・ある(いる)」を表す部分。
第5文型の応用編とは?
冒頭で言うのを忘れていたのですが、第5文型の応用編とはどのような英文を指すのか言っておきますね。
例えば、こんな英文です。
I want you to study English.
私はあなたに英語を勉強してほしいです。
これって、第5文型なんですか?
Sachico
びっくりでしょ?
訳すのに役立つというよりかは、文を理解するのに第5文型だということが分かっているとすごいラクです!
Daichi
第5文型ということが分かっていなくても、英語から日本語に訳すことはできると思います。
ですが、文の意味をざっくりとらえるには、第5文型として扱ったほうがいいのです。
つまり、第5文型のコアである、
O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になることに注目することで文の理解がスムーズに行えるようになります。
Cがto+V原形の2パターン
今回説明している第5文型の応用編では、補語(C)がto+V原形のものを扱っています。
で、この『補語(C)がto+V原形』には、中学校の英文法では大きく2パターンあります。
- 願望
- 命令・指示・依頼
の2種類です。
この2パターンを、第5文型のコア
O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になる
を使って説明していきたいと思います。
1.願望・期待
願望・期待を表す『補語(C)がto+V原形』は、wantやwould likeを使って表現できます。
実際の英文で、第5文型のコアを使った解釈をしてみましょう。
私はあなたに英語を勉強してほしいです。
今回の文の目的語(O)は「you」で、補語(C)は「to study English」です。
この部分に着目して、第5文型のコアである
O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になる
を適応して考えてみると、
You study Englishというような主語・述語関係が出来上がります。
で、こうやって解釈することでいいことって何かあるんですか?
Sachico
いい質問だね!
簡単にいうと、話の中心に着目できるというところ。
話の中心は今回の場合でいうと、どこか分かる?
Daichi
話の中心ですか?
「あなたが英語を勉強する」ってところですか?
Sachico
それそれ!
つまり、動作する人が「誰」で、その人が「何を」するのかはっきりするというところが、第5文型として解釈するところのメリットです。
正直いうと、主節の動詞とかって解釈上はそこまで大切じゃないんだ。
Daichi
例文でいうと、「I want you to study English」の『want』という部分は確かに和訳ではめっちゃ大事になるけれども、おおまかな理解をするのにはそこまで重要な意味をもちません。
要は、「あなたが英語を勉強する」ということが分かることが一番大切なんです。
その次に、「あなたが英語を勉強する」ということに対して、主節の主語である「私(I)」が「どうするのか」ということなんですね。
今回の例文で細かく見ていくと、「あなたが英語を勉強する」ということに対して、「私」が「してほしい」ということです。
実際の英文は左から右に理解していくわけだから、次のような理解の仕方になるね!
Daichi
STEP1
主語はTo+V原形に対して「どうする」のか?
STEP2
To+V原形の「何が」「どうする」に着目する
というな流れになります。
2.命令・指示・依頼
命令・指示・依頼を表す『補語(C)がto+V原形』は、tellやaskを使って表現できます。
基本的な考えて方は、願望のときと同じです。
例文を見てみましょう。
私の母は私に私の部屋をキレイに保つように言いました。
STEP1
主語はTo+V原形に対して「どうする」のか?
STEP2
To+V原形の「何が」「どうする」に着目する
の流れに当てはめて考えると、STEP1の「どうする」の部分が「命令・指示・依頼」を表すような動詞に変わるだけなんです。
後は同じです。
で、この例文の目的語(O)は「me」で、補語(C)は「to keep my room clean」です。
この部分に着目して、第5文型のコアである
O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になる
という大切なことに当てはめて考えると、
I keep my room clean.
私は私の部屋をキレイに保ちます。
という第5文型(基礎編)の知識で理解できる文になるわけです。
この
I keep my room clean.
の部分の理解がまず大切だということでしたね。
まとめ
- 第5文型はSVOCで表される
- 第5文型の解釈のコアは『O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になる』
- Cがto+V原形は第5文型で解釈することができる
- 「願望」と「命令・指示・依頼」の2パターンの「to+V原形」がある